ゲストハウスシャンティクティの様子を日々お伝えします。-----皆さんにお逢いできるのを楽しみにしています。  mailto:shalom@ultraman.gr.jp
シャロムのビジョン | お知らせ | シャロムの日常 | パーマカルチャー | 手作り生活@シャロム | シャロムのワークショップ |  | 田んぼ | 季節 | 家族 | 記念写真 | 天ぷら油で車を走らす | パソコン | シャンティクティー | 野外保育森の子 | 本での紹介 | 自然農 | kenの日記 | HOME MADE | 学童クラブ森の子 | 手仕事の会 | 森遊びクラブ | ちびっ子会 | ポタリング | 未分類 | イベント | 上野玄春 | 環境 | 体験ステー希望 | cafe | ストロベール | パン | シャロムの日記 | シャンティバザール | レストラン | 安曇野の観光 | 醗酵 | 生活 | 礼状 | 安曇野農楽舎 |  | 体験ステー | 結婚式 | 本の紹介 | 日本蜜蜂 | ワンデーカフェ | おひさま | アースバックハウス Hobbit House | かまどの会 | 田んぼの会 | 籾殻ボイラー | 東日本震災 | 講演 | アーユルヴェーダ | 心地良い暮らしワークショップ | 12ボルトの家 | シャロムの畑 | 地球小屋 | 心地良い暮らし | だんらん | 自然現象 | 自転車 | 自給自足 | 種バンク | ホビットハウス Hobbit House | 炭素循環農法 | seedハウス | アースラジオ | 精油作り | 携帯 | 
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
シャンティクティ     TEL&FAX 0261-62-0638 
≪2017.07  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  2017.09≫
プロフィール

kenshalom

Author:kenshalom
シャンティクティ臼井が
足跡を記します。
どんな話が出るか
乞うご期待
shalom@ultraman.gr.jp 

最近の記事+コメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
無料カウンター
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム
--.--.-- --
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告    Top↑

2009.04.01 Wed
自然農学習会レポート
3月28日(土)のレポート
 
前日には10cmの雪が積もり朝にも雪が降ったという程の寒い日でした。
みんなみんな初対面。緊張と寒さで固まり気味の私達。
まずは、体と気持ちをほぐそうと言う事で、いくつかの簡単なゲームを皆でしました。
ヒュッテのオーナー臼井さんによるとこれを「アイスブレイク!」というのだそうです。
ちょっと氷解した気がします。

2009329sizenc01.jpg

◆燻炭づくり
自然農塾講師の竹内孝功さんから籾殻の「燻炭」のつくり方を教わりました。
長野ではヌカヤキと呼ばれ今ブーム!らしい(竹内さん談)。
栄養となるので土に一割程混ぜると良い土壌ができるそうです。
自分で自然農を始めるなら最初は科学物質などで傷められた土からだろうから土を生き返らせる為に良さそう。
燻炭づくりは火事にならないよう風のない穏やかな日、また翌日や前日に雨が降るような日にするのがベスト。

20090328a03.jpg

①ある程度まで落ち葉や小枝などで火を起こす。
②燻製用の煙突(一斗缶でも可)をかぶせて熱を篭らせる。
③煙突の先で落ち葉が燃える程温度が上がったらモミを被せていく。初めは空気の通り道を一箇所確保しておく。
④白い煙が立ち上り続けるようになったらしっかり火がついている証拠。あとはどんどん籾殻を被せて放置。
この姿がなんとも可愛い。僕暖まってます、と言わんばかり。愛らしかったです。
触ってみると表面がほんわり温かくなっているのが分かりました。
⑤黒い斑点が籾殻の表面に出てきたら攪拌の頃合。全体に熱を回す。焼き具合はミディアムがポイント。
焼きすぎて灰になるとアルカリが強くなり野菜によっては嫌うし、生のものは土に入ると野菜にとってチクチクと痛い、らしい。
⑥全体が黒く焼けたら煙突をとって水をかける。この日は午後2時頃焼き始めて、夕方6時頃に鎮火。
炭は再発火しやすいので水をたっぷり使って完全に火種を消すのが大事。

シャロムのエコツアーはシャロムヒュッテオーナーの臼井健二さんから。
建物、庭、自然農畑など、素敵な知恵のつまった様々なエコな事例を見せて頂きました。
 
◆里山と熱帯雨林の話
熱帯雨林は世界一豊かな生態系を誇る森ですが、実は土そのものは痩せているそうです。
気温が高いため分解が早く栄養がすぐ木々に吸収されるので土に栄養が残らない。
だから熱帯雨林の木を切ってしまうとあっという間に砂漠化してしまう。
対して日本の里山は土もしっかりエネルギーを蓄えていて、木を切ってもすぐに再生するそうです。
土が肥えているので木を切ることでまた新しい循環が生まれ森が豊かになる、そんな場所なのだとか。
その日本の里山は今あちこちで打ち捨てられ、熱帯雨林の伐採がどんどん進んでいる。
安さと効率ばかりを求めた結果の悪循環で自然と第3世界を犠牲にし、今の日本の経済成長があるという事。
実際、今の日本人の消費生活を全世界が行うと地球が2.5個、アメリカ人の生活なら5個必要というのだから、
いかに私達が不公平に消費して他を犠牲にしているのかが分かりました。
この悪循環を断ち切るためにも、地産地消の小さな経済にし、持続可能な世界を作ることが重要だという臼井さんに納得。
無知の為に犯している自分の罪に反省です。
自分の生活が何の上に成り立っているのか、それを学び、またそれが見える範囲で生活したいと思いました。

◆野外保育 森の子
森の中での保育園。「森の子」がそのままぴったりのネーミングで、本当に森の中にある野外の保育園。
子ども達はここで木登りや火起こしから料理まで、自分達の五感をフルに使って生きる知恵を学んでいくそうです。
子供がいたらこんな所に通わせたい、というか自分がこんな所に通いたかったと思わせる学び舎でした。

◆キッチンスペースのダッチオーブン、アースオーブン、ぬかくど
土で作ったアースオーブンではパンやピザを、ドラム缶を切っただけのダッチオーブンもいろんな料理ができるそう。
私が魅かれたのは、安曇野でブームを起こしている(臼井さん談)という「ぬかくど」。
籾殻を使った全自動炊飯器!だそうです。すごい。田んぼのものですべてが事足りるのは素晴らしい 
中東の石油がなくても生きていけそうですね。
 
◆コンポストトイレ
森の子幼稚園のトイレ。木で作られたなんとも可愛らしい小さな建物がそれ。
水洗トイレは大量の水の他にも、下水道工事、処理場施設と多くのエネルギーを必要とします。
このコンポストトイレで必要なのは、落ち葉と水分を分離できるバケツ、だけ。
落ち葉によって排泄物は分解され発酵し、良い肥料になります。

◆雨水タンク
コンポストトイレの裏にある雨水タンクの手洗い場。
ドラム缶の中で砂利、炭、砂が層になっていて一番下のドラム缶に蛇口がついています。
便利かつなんてシンプル。これは自分でもすぐ作れそうに見えたので是非やってみようと思います。
雨が降るのが楽しみになりそう。
今世界では深刻な水不足が始まっており、いずれ大問題になるのは間違いないようです。
そんな中、雨に恵まれた日本でこれを利用しないのはもったいなさ過ぎる。
 
◆チキンホットハウス
鶏を飼って良い点は何?と臼井さんに聞かれて、羽毛、卵といろいろ答えを考える私達。
最後に「あったかい?」という解答がでて私はびっくり。そうなのか、鶏ってあったかいんだ。
そしてその暖かさを利用して苗を育てる温室のような部屋を作ってしまったと聞いてまたびっくりでした。
だから「チキンホットハウス」。なんて多様な利用の仕方を考えるんだろうと、考えた人の知恵に感心しました。
 
◆コブハウス、森の家
自然に返るがコンセプトの家達。土の塊でつくったコブハウスの上はルーフトップガーデンになっていて、
屋根の上に盛られた土に草が生えてきていました。夏になって草が茂ると家の中が涼しいそうです。
そしてこれもまた見た目がとてつもなく可愛い。
森の家はコンクリの代わりにその土地の土に石灰をたして たたいて固めて作っています。
中にはロフトもあるよという臼井さんの言葉にみんなワラワラ中を覗きに。
こぢんまりとした気持ちの良さそうな空間でした。

◆メタンガス装置 
材料は豚糞(牛糞または人糞でも可)とドラム缶。糞が発酵するとメタンガスができ、ドラム缶にガスの元栓をつけて使えます。
サブシステムとしてあると便利。サブを持っておくというのは大事。

◆温室 床暖房
この日の夜シャロム周辺では停電が起き、思いがけずしばしキャンドルナイトとなったのですが、
薪ストーブの配管を利用した床暖房で屋内の暖かさは問題なかったり、
たくさんのローソクや廃油キャンドルなどが常備されていたり、
電気にばかり頼っていないシャロムヒュッテの素晴らしさを目の当たりに実感しました。
温室にもこの配管が利用されています。
 
◆ペアガラス
断熱効果に優れたペアガラス。高価なものですがシャロムに使われたこのペアガラスはタダ!無料!
ペアガラスというのは一旦切断してしまうともう使いまわしが利かないのだそうです。
そんな訳で町のガラス屋さんには設計変更などで出た使えないペアガラスが沢山あるそう。
棄てられる運命だったペアガラスをタダでもらってきたのですね。
有用なのに使われなくなったものは意外に多いのだそう。もったいない。
このもったいない精神(?)で、ビルの廃棄物など再生して売り出すNPO法人がニューヨークで今、大ヒットしているそうです。
日本ではまだどこもやってないようだから誰かやったらいいよ~と臼井さん。
あげたい人とほしい人をつなぐシステムが充実すれば解消されるもったいないは、結構あるのでしょうね。

◆パーマカルチャーガーデン 
水道の場所から少し下った所に田んぼのスペース。
水道を使う度に排水が田んぼに流れて田の湿地が潤う。
こうして仕組みが見えると上での水の使い方も自然と気をつけるようになるのですね。
原因と結果が見えるよう仕組みを隠さないという事は、とっても大事な事だと思いました。
今の私達の生活はここが見えない為に想像力がなくなり、歪んでしまっている事が多いんだなぁ。
窪地をつくった土をそのまま盛った所がロックスパイラルガーデンや鍵穴の形のキーホールガーデンもあります。
こんもり土を盛って日向と日陰を作ったり囲いの形に窪みを付ける事などで多様な環境をつくり、
それぞれが影響しあっているようなつくりのガーデンでした。やっぱり大事な多様性。
 
◆ストローベールハウス
藁と土と漆喰で作られた家。3匹の子豚では一番弱いとされた藁の家ですが、土や漆喰とつなげる事で
いろいろな特徴が交じり合い強くなるという、つながりこそ大事という見本のような建物。
屋根はコブハウスと同じく草の生えたルーフトップガーデン。

最後に自然農畑の見学です。

◆自然農畑 
自然農の畑を見て最初に思うことは、なんと言っても美しい!でした。
剥き出しの土はどこにもなく春の若々しい緑に溢れていて、
ふかふかの草の合間から覗く野菜たちは力強くも可憐で、見とれてしまいました。
オオイヌノフグリの中でツンツンと葉を伸ばしている麦とか!
草かと思っていたものが臼井さんに言われて初めて野菜である事に気づいたりしました。
実は麦も言われるまで分からなかったのですが。
草と食べる野菜の見た目の違いをまず覚えないと育てられないなぁ・・・。
でも草と野菜が並ぶ畑は何だか楽しそうで気持ちの良い光景でした。

自然農の基本は「耕さない」「持ち込まない、持ち出さない」「草や虫を敵としない」。
普通の農業では草や虫は野菜をダメにする天敵の筈ですが、
自然農では草こそが太陽のエネルギーを力強く大地に蓄えてくれる大事な仲間。
表土を覆い土の乾燥も防いでくれるし、微生物や虫達が土を豊かにしてくれる。
草の根が大地を耕し団粒構造で土をふかふかにしてくれる。
刈った草を積んでおけばその部分は陽が当たらず、草の生長を押さえる役割まで果たしてくれる。
特性を生かすことで邪魔と思われていたものが、使い方でこんなにも活躍するというのは、
農に限らずいろいろな場面で当てはまりそう。
自然農はいろんな事を考えさせられて面白いです。
木を植え草の中に雑多な種を蒔くというブラジル移民の森林農法の話からも、
自然をお手本にして自然の中で育てるのが結局一番理に適っているのだなと思いました。
自然の恵みって本当にすごいです。

20090328sizenc022.jpg

◆自然農畑への種の蒔き方
①種を蒔きたい部分の草をのこぎり鎌で根を切って刈り土を出す。
②草はそのまま隣に置いておき、草の種が残っている表土を1cm程削り平らにならす。
③種を蒔いて土を被せたら上からよく押さえる。これで土の下方から水分が上がってくるので水遣りも不要。
ここで水をあげてしまうと水分を欲しがる手のかかる子に育ってしまうのだそうです。
④種のついていない刈った草を上に被せ水分の蒸発を防ぐ。

◆踏み込み温床のビニールハウス
ハウスの中に案内されると、外気とは全く違う暖かさに体も緩みました。
ここでは夏野菜などの苗を育てるそうです。
ここの暖かさはビニールで囲まれているからだけではなく、踏み込み温床のお陰。
踏み込み温床は落ち葉と米糠を踏んで発酵させて作ります。その発酵熱は50℃くらいになるそうです。
中は乾燥していましたが水遣りは基本的に1日1回で、乾燥しすぎていたら追加するそう。
あげる水もハウスの中のタンクに入れておき、冷たくないお水をあげていました。
電気も使わず自然の力でこんなに暖かい環境が作れるんですね。
自然の仕組みの数々に、もう感心しっぱなしでした。

2009323hatake11.jpg

2009323hatake03.jpg

自分達の畑
1M×5Mの畑2枚が一人分の割り当て。結構広いです!
ここで自分が野菜を育てていくのだと思うとワクワクしてきました。
 
あまりの寒さにここで予定をちょっと変更して、夕飯前に温泉に行こうという話になりました。
確かに予想以上に寒い日で体が縮こまっていたかも。
みんなホッとしていそいそと温泉の準備に帰りました。

 ところで、何の話の流れで言われたのだったでしょうか。
臼井さんが百姓ではなく百一姓になろうと仰っていたのがとても胸に響きました。
百姓は衣食住、生活の様々な事をこなす生き方ですが、そこにプラス一で、
自分の特技などを活かし、社会奉仕をするというのが百一姓。
講師の竹内さんが何度も口にされていた他への「感謝」の心とも通じるのかな。
多様性とつながりを大切にするパーマカルチャーと自然農から
生き方の姿勢のようなものを教えられた気がします。
 
温泉は早い時間だったため外の景色も良く見えて、しかも露天は雪見温泉でした!
雪景色を楽しみつつホカホカに暖まって温泉から戻ると、
近くの電線が切れるという事故でシャロムは停電中。
何だかんだでキャンドルナイトな夕飯となりました。
窓から入る夕暮れの光と蝋燭の灯りで頂くオーガニックのコース料理は、
それはそれでとっても素敵なものでした。
でも夕飯の仕度時のハプニングでスタッフの方々は大変だったと思います。お疲れ様でした。
 
◆作付け計画
夕食後は電気も復旧し、自己紹介をした後、これからの自分たちの畑に何を作付けしたいかを考えました。
野菜同士の相性(コンパニオンプランツ)があって、配置の仕方で育ち方が変わるというのが面白かったです。
自分の育てたい野菜にはどんなものが合うのか、どんな配置がいいのか、
みんな興味津々で講師の竹内さんは質問責めにあっていました。
どのような質問にも丁寧に教えていただきありがとうございました。
どんな畑になるのかな。これからが楽しみです。

---------------------------------------------------------------
 
一日を振り返っただけであれもこれもと出てきて、
まとめるのが苦手な私はつらつらと長々しい読みづらいレポートになってしまいましたが、
思い返す作業は結構楽しく、新たな発見もあったりして私にとっては良い復習になりました。
 
スタッフの皆さんの温かい心配りと、やる気に溢れた仲間の皆さんに出会え、
これから一年がとても楽しみです。今後ともどうぞ宜しくお願いします。
 
小川(田島) 美保子

自然農    Comment(0)   TrackBack(0)   Top↑

Comment

管理者にだけ表示を許可する

Top↑

TrackBack
TrackBackURL
http://shalomusui.blog90.fc2.com/tb.php/432-8f8808b7

Top↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。